目指すのは売上・利益の最大化

目指すのは売上・利益の最大化

顧客管理が必要かどうかを議論されることがありますが、企業活動の最適化には不可欠なんです。
戦略実行のサイクル、つまり「仕組み」を変えることでスタッフの「行動」が変わり、この「行動」を継続させることで「意識」を変える。そしてこの「意識の変化」こそが企業文化になります。

顧客情報の一元化や来店履歴の蓄積などは手段であり、目標達成のためにこれらを日々見直して改善を重ねる必要があります。

企業がかかえる問題の一つに、売上や利益に貢献しているのが組織やシステムの力ではなく個々のスタッフによるもの、いわゆる属人的になっていることがあります。
もちろんコミュニケーション能力など属人的にならざるを得ない領域もあります。
しかし、属人的にさせてはいけない領域があります。
それは事前に知り得た情報で、以前に指摘を受けたクレームやいつも求められるサービスなど過去の履歴から判断できることだったり、接した担当者なら気づくことだったりします。

もし、このことに困っているとしたら、マネジメントの怠慢ということになります。

お客様と接して初めてわかることは沢山あり、お客様を知ることこそが重要で、そんな「価値ある情報」を共有しないということは、企業理念でよくある「お客様第一」など程遠いものではないでしょうか。

いくら丁寧な接客でも毎回初めて来たような扱いだとするとどうでしょう。
怖いのは、「価値ある情報」が優秀なコンシェルジュの手帳やローカルのパソコンに情報が埋もれてしまうことや接客した担当者の頭の中から忘れ去られてしまうことです。

一人のお客様の要望が、実は他のお客様からも求められることだったりします。
大切なのは、知り得た情報を報告のために時間をかけず日々共有できる環境と企業文化をつくることです。