組織内に抵抗勢力がいる場合

組織内に抵抗勢力がいる場合

顧客管理システムは、売上・利益を最大化を目指すために導入するツールですが、導入の成功を阻む一つの要因として組織内の抵抗勢力があります。

顧客満足向上のためであり、さらにはいかに顧客満足を超えられるかを考え、導入の目的を理解してもらうと現場の若手はほとんど抵抗なく使い始めます。

しかし、その前にアナログでやってきたマネージャーが一番抵抗を示すことがよくあります。
その時の反論としては、
「現場の負担にならないようにしてくれ」
「現場が納得してくれるツールにしてくれ」
「現場が使い易いツールにしてくれ」 です。

CRM導入はマネジメントの変革であり、従来からの属人的な仕組みから脱却する千載一遇のチャンスです。つまり、マネージャーには現状の課題を理解してもらい、あるべき姿の実現に向けてやり方を変えることが必要なのです。

「現場が受け入れてくれるツール」という発想は、現状のやり方は変えずにツールを入れ替えるだけで何かが楽になるというニュアンスを感じます。

分析するためのアウトプットは、インプットがなければ始まりません。
現場担当者が入力した情報が集まれば、CRMを使うだけで簡単に分析ができるはずなのに、それすらしようとしないマネージャーでは変革は難しいです。

今やスマホでメールを送るなど、文字を入力することに抵抗ある人は少なくなってきました。
当たり前のように使っている道具をCRMと合わせて利用するだけです。音声入力だってできる時代です。

台帳から手書き文字を探し出すことを考えれば、すぐに目的のお客様情報を検索できます。
そういう意味では現場も楽になるんです。
システムを稼働させる本質をしっかり理解することです。

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